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 【2月の独り言】

   昨年春から京都大学に通っていて、最初のころ、学内を歩いていると、とても懐かしいので、不思議だった。

 それが、何の拍子か、昔通っていた高校の、旧校舎の様子をふと思い出した時、ああそうだったのか、と思った。

 大正時代の校舎の細長い窓、間の壁と柱、すっと横に立つヒマラヤ杉。校庭に生えた曲がった松の木々。

 小学校の母校は古かったので、校庭の木々は大きかったが、中庭については、高校のほうが杉類の背が高かったような気がする。

 昔教わった、生え抜きの先生方が京大京大と言っていたので、母校は大正時代に建ったときから、京都大学を意識して植栽を決めたに違いない。旧校舎の小講堂や大講堂の建物とその周辺は雰囲気がよく似ていた。

 三国丘高校に講師として行った平成元年の頃の旧校舎の横にもやはり松や杉が植えられていた。母校と階段の幅や高さがよく似ていた。あのときも懐かしいと思ったものだった。

 でも京都大学はもっと懐かしい。不思議だ。

 

 かつて母校の高校にあって京都大学にないものは、私の背丈と同じぐらいの高さのあったツツジの老木。正門からのアプローチにあった。何本も植えられて、たいへん見事な花を咲かせていた。

 

 環境が陶冶する?

 環境は大きい。大阪のいつまでも沈まない夕陽が好きなのに、日暮れの早い京都にあと一年いようとしている。

 古くからの友人が、学者をしているより小説を書いた方がいいんじゃないの?と言う。

 しかし、今はまだ絵が浮かばない。かなり詳しく調べないとわからないことが多すぎて、宮中のことなど全然わからないのだ。

 何はともあれ、次は京都。平安京。宮廷。かな。

 

 

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